ビギナーズガイド: Asanaのディビジョン

Asanaのディビジョンとは?

ディビジョンプラン では、1つのサブスクリプションで複数のチームをアップグレードできます。 各ディビジョンメンバーは、そのディビジョン内の複数のチームに所属していても、1ユーザー1ライセンスとしてのみカウントされます。

以前、ほとんどのAsanaユーザーには、有料プランにアップグレードする際に3つの選択肢がありました。 すなわち、ワークスペースをアップグレードする、組織内の個々のチームをアップグレードする、または組織全体をアップグレードする、という選択肢です。

大企業の場合、組織全体のサブスクリプション購入に踏み切ることは難しい場合があります。これは、その企業のすべてのAsanaユーザーに対してライセンスを購入することを意味するためです。 会社のニーズによっては、多くの異なるチームを一度にアップグレードする必要があり、その場合にチームプランは効果的ではありません。 複数のチームをアップグレードすると、複数の有料プランが発生し、同じユーザーがチームサブスクリプションを契約中の2つの異なるチームのメンバーである場合、同じユーザーに重複して支払いが必要となります。 ディビジョンプランの導入により、1つの部署全体、または社内のさまざまな部署でのAsana利用に対して支払いを行えるようになりました。個別のディビジョンを作成し、個別のコストセンターを使用できるようになったということです。 各部署に関連するチームを、それぞれのディビジョンに含めることができます。

ディビジョンプランにより、どの従業員のAsanaライセンスの料金を支払っているかを可視化し、管理しやすくなります。 組織内でのディビジョン設定をご希望の場合は、セールスチームまでお問い合わせください。

ディビジョンの仕組みは?

ディビジョンプランはチームプランと似ています。ディビジョンに含まれるチーム内のプロジェクトに取り組む際に有料機能を利用できます。 チームは、いつでも、ディビジョンに追加したりディビジョンから削除したりできます。 たとえば、3か月間のプロジェクトでチームがBusiness機能を利用する必要がある場合、そのチームをBusinessディビジョンに追加し、あとでBusiness機能の必要がなくなったらチームをディビジョンから削除できます。

ディビジョンの請求管理者と管理者は、ディビジョンの管理者コンソールからいつでもディビジョンのチームを追加・削除できます。 ディビジョンには複数の管理者を設定できます。

ディビジョンに含まれるチームのメンバーには、有料ライセンスが必要です。 ディビジョン内の複数のチームのメンバーである人でも、1人につき1つのライセンスがカウントされます。 あるユーザーが組織内の2つの別々のディビジョンのメンバーである場合、各ディビジョンの有料ライセンスとしてカウントされます。

下の図は、組織内のディビジョンの位置付けを示します。 この例では、有料チームが組織内のディビジョンプランと並んで存在できることがわかります。 イエティ社(Yeti, Inc.)の組織には、現在2つの有料サブスクリプションが含まれます。

  1. Premiumディビジョン:マーケティングとITの2チーム
  2. Businessチーム:財務チーム
divisions

組織そのもの

は、独自の組織レベルのサブスクリプションを持っていないため、無料プランになります。 この図はディビジョンにフォーカスしているため、ここには表示されませんが、 この組織内に、他にも無料チームや有料チームが複数存在する可能性もあります。

私の会社には有料ディビジョンがあるのに、私は有料機能にアクセスできないのはなぜですか?

ディビジョンの外にあるタスクを担当している可能性があります。 タスクはプロジェクト内に存在し、プロジェクトはチーム内に存在します。 タスクやプロジェクトで有料機能を利用するには、有料ディビジョンにあるチーム内にそのプロジェクトを配置する必要があります。 ディビジョンのサブスクリプションでは、そのディビジョン内にあるチーム(またそのプロジェクトとタスク)で有料機能を利用できます。

最近Asanaを使い始めた場合や、チームを作成したばかりの場合、チームが会社のAsana組織内の有料ディビジョンにまだ追加されていない可能性があります。

チームをディビジョンに追加するには、ディビジョンの管理者にお問い合わせください。 ディビジョン管理者は、ディビジョン管理者コンソールからディビジョンにチームを追加できます。 ディビジョン管理者は、管理者コンソールを介してディビジョンメンバーを管理することもできます。 ディビジョンの請求管理者は、ディビジョン管理者コンソールの「請求」タブから、ディビジョンのサブスクリプションを管理できます。

特定のプロジェクトまたはチーム内で有料機能にアクセスする際に個別のサポートが必要な場合は、サポートチームにお問い合わせください。調査を進められるよう、タスクまたはプロジェクトのURLをお伝えください。

ディビジョンを利用するメリットとは?

  • 大規模 な組織が組織のメンバー全員分のライセンス料金を支払うことなく、ディビジョンに追加したチームのみが有料機能にアクセスできるようになります。 ディビジョンでは、ディビジョンに含まれるチームのメンバーに対してのみ料金が発生します。 つまり、Asanaに登録して組織に参加する新規メンバーは、ディビジョンに追加されない限り有料のライセンスを必要としないため、組織そのものは無料プランになり、追加の費用負担を回避できます。
  • またPremiumBusiness Enterpriseのサブスクリプションを、1つの組織内で同時に使い分けることが可能になります。 たとえば、営業とマーケティングのチームを含む収益部門のBusinessディビジョンを作成し、 それとは別に、ITチームやサポートチームなどの運用部門向けに、Premiumディビジョンを作成できます。 両方のディビジョンに異なる請求管理者を設定できます。
  • ディビジョン内の全チームが有料機能を利用できます。
  • ディビジョンプランに含まれるチーム内で作業する場合、ディビジョンのすべてのメンバーは有料機能にアクセスできます。
  • ディビジョンの管理者と特権管理者の役割があり、いずれもディビジョン管理者コンソールにアクセスできます。
  • ディビジョンに追加されたチームはすべて、すぐに有料機能にアクセスできます。
  • 組織全体をアップグレードすることなく、1つの有料サブスクリプションで複数のチームが有料機能にアクセスできるようになります。
  • ユーザーがディビジョン内の複数のチームのメンバーになっても、追加費用はかかりません。
  • ディビジョン管理者または請求管理者は、いつでもディビジョン管理者コンソールからチームを追加・削除できます。

Asanaの特定のディビジョンに、タスクや既存のプロジェクトを追加できますか?

担当するタスクとプロジェクトが現在、ディビジョン外のチームにある場合は、ディビジョン管理者または請求管理者に、チームをディビジョンに追加するよう依頼してください。 ディビジョン管理者は、ディビジョン管理者コンソールからディビジョンにチームを追加できます。

あなたがすでにディビジョン内のチームメンバーである場合は、こちらの手順に従ってプロジェクトをそのチームに移動できます。

ディビジョンは、チームとプロジェクトの可視性と権限にどのように影響しますか?

ディビジョンは、チームとプロジェクトの可視性には直接影響しません。 複数のチームをまとめるグループと考えるとよいでしょう。 ディビジョンは、Premium、Business、Enterpriseのいずれかの有料サブスクリプションを保持します。 そのサブスクリプションに応じて、ディビジョン内のチームは有料機能にアクセスできます。 たとえば、Premiumディビジョンのサブスクリプションでは、そのディビジョンに含まれるチームがPremium機能を使用できます。

個々のプロジェクトチームの権限は変更されません。 ディビジョンは、可視性や権限そのものには影響しません。

ディビジョンは、Asanaのレポートと分析にどのように影響しますか?

ディビジョンは、レポートには影響しません。 ディビジョンそのものについてレポートを作成することはできませんが、ディビジョン内のチームに対してはレポートを作成できます。

サブスクリプションのランクが異なる、複数のディビジョンを持つことはできますか?

はい、組織内に複数のディビジョンを持つことができます。 特定の部署やチームが必要な機能にアクセスできるように、さまざまなランクのディビジョンを作成することは一般的に行われています。 たとえば、営業とマーケティングのチームを含む収益部門のBusinessディビジョンを作成し、 それとは別に、ITチームやサポートチームなどの運用部門向けに、Premiumディビジョンを作成できます。 各ディビジョンには個別のサブスクリプションと請求書が発行され、それぞれ異なる請求管理者を設定できます。

ディビジョンを使用して複数のチームを特定のティアにアップグレードした場合でも、別のあるチームを好きなティアにアップグレードできないわけではありません。 たとえば、あるチームが既存のディビジョンとは別のコストセンターに含まれる場合、既存のディビジョンに追加するのではなく、独自のサブスクリプションを使用してそのチームをアップグレードすることが適切な場合が考えられます。

組織全体のサブスクリプションがすでにある場合、個別のディビジョンまたはチームプランを作成することはできません。 すでに、すべての組織メンバーが有料機能にアクセス可能です。

すでに組織全体の有料サブスクリプションを有する組織内に、ディビジョンを設定することはできますか?

いいえ。組織全体のサブスクリプションがすでにある場合、個別のディビジョンまたはチームプランを作成することはできません。 組織全体のプランにより、すべての組織メンバーがすでに有料機能にアクセスできます。

特定のメンバーにPremium機能へのアクセスを許可し、1つまたは複数のチームにBusinessまたはEnterprise機能へのアクセスを許可する場合は、組織内に2つの別々のディビジョンを作成することをおすすめします。 その場合、組織自体は無料プランとなります。

自分のチームを会社のディビジョンに追加したいのですが、トライアルが進行中のためできません。どうすればよいですか?

多くの場合、新規ユーザーがAsanaに最初に登録すると、無料トライアルを開始するように促されます。 現在ディビジョンまたはチームが有料プランのトライアルを行っている場合、そのチームまたはディビジョン内のチームを、会社の既存のディビジョンプランに追加することはできません。 自分のチームをすぐに会社のディビジョンに追加するには、まずトライアルをキャンセルしてください。 こちらの手順に従ってトライアルをキャンセルするか、サポートチームまでお問い合わせください。

私は会社のディビジョンのサブスクリプションに含まれていますが、私のトライアルがまもなく終了するという警告が表示されます。これはどういう意味ですか?

最近Asanaに登録して無料トライアルを開始した場合は、トライアルの終了日を示すカウントダウンバナーが表示される場合があります。 すでに会社の有料ディビジョンを使用して作業している方にとっては、この表示は意味をなさない場合があります。 このバナーは、ユーザーが独自で作成したチームやディビジョンを対象とするユーザー自身のトライアルに関するものであり、会社のディビジョンのサブスクリプションとは一切関連しません。 このバナーは紛らわしいかもしれませんが、通常はトライアルが終了すれば問題はなくなります。 こちらについてご懸念やご不明な点がございましたら、サポートチームにお問い合わせください。