Asana BusinessとAsana Enterpriseをご利用のお客様は、タイムトラッキング機能をご利用になれます。
Asanaのネイティブなタイムトラッキング機能を使うことで、タスクの完了にかかる時間を推定したり、実際にかかった時間を記録したりできます。 この時間データは、ワークロードやリソース管理の判断材料や、プロジェクトの進捗をリアルタイムで推測するための情報として価値があり、予測や予算管理などでも欠かせない要素となります。
実際にかかった時間は、手動で記録することも、タイムログを使ってそのタスクに取り組んだ履歴に基づいて合計を自動計算することもできます。 タイムトラッキングのデータをダッシュボードで報告することも、推定時間を他のカスタムフィールドのようにソートすることもできます。
プロジェクトでタイムトラッキングを有効にする

プロジェクトでタイムトラッキングを有効にするには、次のことを行います。
- 右上隅の「カスタマイズ」をクリックします
- リストからタイムトラッキングを選択します。
推定時間フィールドと実際の時間フィールド
推定時間と実際の時間カスタムフィールドがプロジェクトに追加されます。 これらはカスタムフィールドライブラリからも追加できます。

- 推定時間
- 実際の時間
- タイムログは、タスクに取り組むシーンごとに時間を記録します。
- 合計時間は、タイムログから自動的に計算されます。
タイムトラッキングのデータでレポートを作成する
プロジェクト内の時間データは、他のカスタムフィールドと同じようにダッシュボードでレポートできます。
推定時間(担当者別)

この例では、担当者ごとに、プロジェクトのタスクを完了するための推定所要時間を報告します。 このグラフを再現するには、以下を選択します。
- X軸:担当者
- Y軸:カスタムフィールド>推定時間
推定時間(担当者のグループ別)

また、プロジェクト内で選択された担当者のグループに基づいて、タスクの合計推定時間を報告することもできます。
実際の時間の合計(セクション別)

また、実際の時間の合計をレポートすることもできます。 このダッシュボードには、実際の時間の合計がセクション別に表示されます。
このグラフを再現するには、以下を選択します。
- X軸: セクション
- Y軸:時間の入力>実際の時間
実際の時間の合計(カスタムフィールド別)

実際の時間の合計をプロジェクトのカスタムフィールド別にレポートします。
このグラフを再現するには、以下を選択します。
- X軸:カスタムフィールド> 部署
- Y軸:時間の入力>実際の時間
タイムトラッキングのライブタイマー
開始と停止のライブタイマーを使って、タスクにかかった実際の時間を記録できるようになりました。

タイマー計測中は、画面の右下隅に計測中のタイマーとタスク名

タスクの実際の時間を
APIによるタイムトラッキングの読み取り
タスクのタイムトラッキング情報をAPIで読み取れるようになりました。 詳しくはコミュニティフォーラムをご覧ください。
サブタスクのタイムトラッキングの集計
サブタスクの実際の時間フィールドと推定時間フィールドの値は、親タスクの値に積み上げ集計されます。
リストビューでサブタスクを展開すると、サブタスクの実際の時間と推定時間の値と、親タスクの実際の時間と推定時間の値が別々に表示されます。

リストビューでサブタスクを折り畳むと、サブタスクの実際の時間と推定時間の値が積み上げ集計され、親タスクの値に追加されます。

親タスクの横に表示される実際の時間と推定時間の値には、親タスクとサブタスクの実際の時間と推定時間の値の合計が表示されます。
上の例では、2つのサブタスク(45分と30分)の実際の時間値が、親タスク(1時間0分)の実際の時間に加算され、合計2時間15分になります。 推定時間の値も同じ方法で積み上げ集計されます。
テンプレートでのタイムトラッキングのサポート
タイムトラッキングのフィールドはテンプレートでサポートされています。 これらのフィールドが存在するテンプレートから作成されたプロジェクトには、推定時間フィールドと実際の時間フィールドが引き継がれます。
タイムトラッキングのインポートとエクスポート
時間追跡の値をCSVでインポート/エクスポートすることもできます。
エクスポート
1時間30分の値は「1:30」としてエクスポートされます。

インポート
タイムトラッキングの値をインポートすると、Asanaは以下のフォーマットを認識します。
- hh: mm
- _hr_min
- _h_m
数値のみの値は、時間数であると認識されます。 15という値をインポートすると、15 時間として認識されます。