Asana for Power BIの連携は、BusinessおよびEnterpriseのすべてのお客様がご利用になれます。
概要
Power BIとの連携により、BusinessまたはEnterpriseプランのAsanaユーザーは、Power BI内から直接Asanaの重要なデータに関するレポートを作成できます。
Asana Power BI Connectorを使用すると、Power BIを直接Asanaと連携させ、指定されたプロジェクト、チーム、またはポートフォリオに保管されているタスクに関するデータを取得できます。
Power BIとデータを同期する前に、以下の内容が完全に揃っていることを確認してください。
- タスクの基本情報(タイトル、担当者、期日など)
- タスクのカスタムフィールド
- 親プロジェクトのデータ
- タグ
サブタスクは、指定されたチームやポートフォリオにあるプロジェクトにトップレベルタスクとして属していないかぎりサポートされません。
このすべてを組織内の他のPower BI Asanaユーザーと共有できます。
インストール要件
AsanaとPower BI DesktopまたはPower BI Onlineにアクセスできる環境であることを確認してください。
Power BIの要件:
- 全面的なカスタマイズ、ダッシュボードの作成、公開には、BI Desktop (Windowsのみ)へのアクセスが必要です
- テンプレートや公開ダッシュボードでデータを閲覧するには、Power BI Service (オンライン)へのアクセスが必要です
チームからデータを同期する場合、チームはAsanaのBusinessまたはEnterpriseプランに加入している必要があります
連携方法

Power BI Desktopから接続する方法:
- Power BI Desktopを開く
- 「データを取得」をクリックして、オンラインサービスからAsanaを選択します。
- 「Connect (接続)」をクリック
- リンクを入力するか、有効なポートフォリオ、チーム、またはプロジェクトのリンクを選択するよう求められます
- [OK]をクリックします
- 指示に従ってAsanaにサインインし、Power BIにデータを取得する権限を付与するよう求められる場合があります。 データにアクセスできるユーザーでサインインしてください

タスクからダッシュボードを作成する方法:
- タスクのチェックボックスをクリックし、読み込みをクリックします。
- ダッシュボードの作成に使用する前に、取得したデータを変換することができます。
- これで、タスクデータがPower BIと同期されます。 これには、指定したチームまたはポートフォリオのサイズによって、数秒から10分かかることもあります。
- データが読み込まれると、右側の利用可能なフィールドを使用してダッシュボードの作成を開始できます。
カスタムフィールドデータを拡張したり、フィールドの値を切り替えて、データセット内で個別の列として表示することもできます。
主な機能
Asana Power BI Connectorを使用すると、Power BIを直接Asanaに連携させ、タスクに関するデータを取得し、そのデータを有効に活用できます。
Power BIを使えば以下が可能です:
- タスク量を分析し、チームが順調に仕事を進め、KPIを達成できるようにする
- さまざまなデータセットをつないで、データモデルに変換する
- チャートやグラフを作成し、Asanaデータを視覚的に表示する
- 予測に役立つPower BIのカスタマイズ可能なレポート機能を使って、リアルタイムで質問に回答する
ユースケース
Power BIは、ビジネスのインサイトとAsanaデータの価値を増強します。 Power BIのビジュアルや埋め込み分析などの機能を利用すれば、チームはインサイトを得て、機会を見いだし、競争優位性を獲得できます。
たとえば、プロジェクトマネージャーがAsanaデータを社内のBIレポートに追加しようと考えているとします。 その場合、AsanaをデータソースとしてPower BIに追加することで、それまでの経過を反映させた、最新のレポートを作成できます。
Asanaを使ってチームに関する主なインサイトを提供するように依頼されることがあれば、チームリーダーはPower BIでデータをフィルターし、グループ化することで、ビジネスに合わせてより好適に調整されたレポートを作成できるので、それによって傾向を見つけ、データに基づく意思決定ができます。
Asana Power BI Connectorがチームに全体像を提供する方法
チームは、共通のダッシュボードでビジネスの概要を把握できるので、部門間のコラボレーションが可能になり、最終的には情報に基づいた、より的確なビジネス上の決断を下せるようになります。
ビジュアルデータ
ユーザーは、カスタムフィールドなどのAsanaのインプットに基づき、アクションにつながるカスタムダッシュボードを作成することで、プロジェクトやワークフローに関するリアルタイムのインサイトを取得できます。
現在、シンプルなスプレッドシートを使ってプロジェクトを管理しているポートフォリオリーダーは、Power BI Asanaコネクタを使うことで、一段と個々に合わせてカスタマイズされた、視覚的なプロジェクトの追跡システムを活用できます。
プロジェクトマネージャーは、タスクのカスタムフィールドのデータにアクセスし、企業のニーズに合わせた特別なレポートを作成できます。また、今後、レポート全体で一貫性を提供する再利用が可能なデータモデルを使用できます。
プロセスを最適化する
チーム目標と照らし合わせて進捗状況を把握および分析することで、プロジェクトの効率やボトルネックを特定し、障害を取り除き、すばやくインサイトを提供できます。
共有可能なレポートを作成する
ユーザーは、Asanaのデータを他のミッションクリティカルなビジネスツールのインサイトと重ね合わせ、チームパフォーマンスを示す完全なスナップショットを共有することもできます。
たとえば、マーケティングチームのリーダーの場合、Asanaをデータソースとしてウェブ上のPower BIに追加すれば、最新で透明性の高い、包括的かつ共有可能なレポートをすばやく作成できます。
すべてのレポートを表示するに はPower BIのライセンスが必要です。 カスタム測定を構築するにはPower BI Desktopを使用する必要があります。 分析するAsanaチームまたはポートフォリオのURLを入力します。
ダッシュボードのサンプル

この例を見れば、Asanaのワークマネジメントデータがチームの作業状況のインサイトをどのように示すのかがわかります。
Asana for Power BIの連携を使用すれば、Asanaのタスク、カスタムフィールド、タグ、プロジェクトなどにアクセスできます。
Asanaのデータを他のデータセットと組み合わせることで、ビジネスに対する総体的なアプローチが可能になります。
制限
Asana for Power BIの連携は以下をサポートします。
- タスクの数が1万件未満のプロジェクト
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